中国・山西省PR日本センター
更新日:2009年5月15日 | 編集

山西省の地理と自然

◆山西省の位置
山西省は黄河流域の中部に位置する。すなわち、北緯34°34′~40°44′、東経110°15′~114°32′に位置する。「東は太行山脈を障壁と し、西は汾河が流れており、北には陰山、南には首陽、砥柱、析城の山々が川に沿ってたちはだかっている。汾河とケイ河が右側を流れ、漳河と沁河が左側を流 れている。太行山の西側に位置するため、「山西」と名づけられている。

◆地形
中国の華北地区と環渤海経済開発区圏にあり、総面積は15万6000平方キロ、樹林面積は343万5000平方キロであり、森林カバー率は20.0%に達している。

◆鉱産資源
鉱産資源は非常に豊富であり、すでに120余種の鉱物が発見され、そのうちの53種は埋蔵量が判明している。石炭、ボーキサイト、真珠岩、ガリウム、ゼオ ライトの埋蔵量は全国でトップで、そのうち石炭は全国でもよく知られており、埋蔵量は全国石炭埋蔵総量の3分の1の2612億トンに達することが明らかに なっており、「石炭の里」と称されている。

◆植物資源
すでに明らかになっている種子植物は134科目、約1700種であり、そのうち木本植物は480余種。植物資源の分布は、南から北へと分けるなら、南部と 南東部は落葉広葉樹林と次生落葉スクラッブが主となる広葉樹林や針葉樹と広葉樹の混生林であり、植生の種類が最も多い地区である。

中部は針葉樹林および耐 旱性落葉潅木林が主体であり、広葉樹林も分布しており、森林面積がわりに大きな地域である。

北部と北西部に温帯潅木型草地や半乾燥の草原が分布しており、 森林植生は少なく、ノギの長い草や乾生ヨモギ類、檸条(マメ科ムレスズメ属)、沙棘(グミ科)などが多い。

山西省は森林資源が少なく、全国で森林資源が最も少ない省の一つである。

野生植物資源が豊富で、現在、明らかになっている植物は1000余種に達する。野生の薬草が90余種もあり、丘陵に広く分布し、そのうち、党参、黄耆、甘 草、連翹などがよく知られている。

野生の繊維植物としては主にムクゲ、鬼見愁、蠍子草、キュウキュウソウ、馬藺子、葛(Pueraria lobata)、荊(イバラ科)、竜須草などがある。

◆動物資源
野生動物は陸生のものが主体であり、すでに知られているものが400余種に達している。そのうち、国家クラス保護動物指定を受けている稀少動物が70余種もあり、その内訳は、1級 保護動物指定を受けているものにはコウノトリ、ナベコウ、イヌワシ、オジロワシ、オオワシ、ヒゲワシ、カッショクウマトリ、タンチョウヅル、ノガン、キンセンヒョウ、トラ、ニホンジカなど14種がある。

2級 保護動物指定を受けているものが56種あり、その中には鳥類40種、両生爬虫類2種、動物類14種がある。

それ以外に、20余種の毛皮用動物があり、そのうち貴重なものにはカワウソ、ムナジロテン、ムジナ、ベンガルヤマネコ、イタチ、アナグマ、キツネなどがあ る。肉食動物としてはノウサギ、イノシシ、ウライキジ、イワシャコ?ヤマウズラの類、ドーリアヤマウズラ、コウライバトなどがいる。薬用動物は70余種も ある。

◆水資源
水資源総量は152億4000万立方メートルである。地表水が非常に欠乏し、そのうえ分布にもムラがある。集水面積が4000キロを超えており、河川の長 さが150キロ以上のものとしては汾河、沁河、涑水河、三川河、昕水河、桑幹河、フ沱河、漳河など8本がある。

計測によると、本省の河川の流水量は114 億立方メートルで、全国のその他の省と比べ、後から2位で、寧夏回族自治区より少し多いにすぎない。

山西省の河川はいずれも外流河川であり、それぞれ黄河、海河の2大水系に属する。だいたい西と南へ流れているものは黄河水系に属し、東へ流れているものは 海河水系に属する。黄河流域面積は9万7503平方キロで、本省の土地総面積の62.2%を占め、海河流域面積は5万9320平方キロで、同総面積の 37.8%を占めている。大多数の河川は西部、東部の山地に水源がある。

地下水資源は1億2146万立方メートルに達しているが、採取できるものはわずか45%で、しかも盆地周辺および境界一帯に分布しているものが多い。

◆観光資源
中国で豊富な観光資源をもつ省である。北には大同の雲崗石窟、中部には仏教の聖地といわれる五台山、南には黄河の唯一の滝である壷口滝があり、中国最大の武廟である解州関帝廟および「回音建築」(反響建築)という中国の四大建築物の一つである永済普救寺の鶯鶯塔がある。

統計データによると、これまで保存されてきたさまざまな文化財(移動することができないもの)が合計3万1401ヵ所もある。その中には、古代の遺跡が 2639ヵ所、古代の陵墓が1666ヵ所、古代建築物および歴史的に記念の価値のある建物が1万8118ヵ所、石窟寺が300ヵ所、古代脊椎動物化石の発 見地が360ヵ所、石刻の遺跡やその他のものが6852ヵ所、革命のゆかりの地と建物が1466ヵ所、古代建築物と歴史的建物に付属するカラー塑像が1万 2345点、寺の壁画が2万6751平方メートルもある。

そのため、「文化財に頼っての観光業の開発」は本省では明るい展望があり、観光事業は必ず山西省の支柱産業となるに違いがいない。

◆ エネルギー資源
電力は十分あり、全国で発電容量100万キロワット以上の発電所が最も多い省である。現在、山西省の発電総容量は847万5000キロワット、年間発電量 は417億8000キロワット時である。

この15年間に、500キロボルト超高圧送電線路を6本も新規敷設し、変電容量は100万キロボルト・アンペアに 達し、229キロボルト送電線路を69本敷設し、変電容量は603万6000キロボルト・アンペアに達している。

山西省は華北電力網の中で重要な地位を占 めている。統計データによると、省全域の2000近くの郷・鎮には例外なく電気が通じており、電力使用ピーク時の給電率は95%以上に達し、全国の平均レ ベルを上回っている。

また、山西省は全国で省外への送電量が最も多い省であり、今では、北京で使われている電力の4分の1は山西省によって供給されてい る。