中国・山西省PR日本センター
更新日:2009年5月15日 | 編集

山西商人

中国の山西省出身の商人・金融業者の総称。山西は古くから鉄の産地として知られ,五代以降商人の勢力が形成されはじめたが,最も活躍したのは明清時代であ る。明代には北辺防衛の糧餉を確保するため開中法を施行したが,地の利を得ていた山西商人は米穀商と塩商をかねて巨利を得た。さらにその資金をもとに金融 業にも進出し,活動範囲を全国に拡げ,新安商人とともに経済界を支配した。明代には塩商を典型とする政商として利益を得ていたが,清代には票号(為替)、 銭舗(両替)、炉房(貨幣銭造)、当舖(質屋)の経営など金融業を主とし,その富で官界に影響力をもち,土地に対しても積極的に投資した。山西商人は徒弟 制度を通じて同郷性を固守し,組合組織を固め祭祀や取引を共同にして,各地に山西会館を建てて活動の根拠地とした。19世紀後半には全国の為替業務をほと んど独占するほどであったが,新式銀行の発達や国際経済の中国浸透とともに衰退した。