中国・山西省PR日本センター
更新日:2009年5月15日 | 編集

山西省の世界遺産

黄河中流域に位置する山西省は、太行山の西側に位置するため、「山西」と名づけられたと言われています。険しい山脈、起伏の多い丘陵地、その間を黄河と 100以上に及ぶ支流が縦横に流れる複雑な地形が特徴的です。この地は長年北の遊牧民族と南の漢民族の間で争奪戦が繰り広げられたため、北と南、両方の特 徴を併せ持つ独特の文化が残っています。

山西省には世界遺産である「雲崗石窟」、「平遥故城」をはじめとする貴重な遺跡、歴史的建造物が数多くあります。中には新石器時代、三皇五帝・夏・商時代の遺跡もみられるため、「中華文明のゆりかご」と形容されることもあります。

世界遺産 平遥故城

■城壁に囲まれた明代の都市、平遥故城
平遥故城は明代の城壁がほぼ完全な形で残されていることで世界遺産に指定されました。 昔、中国の街はこのようにすべて城壁で囲まれていましたが、今ではそのほとんどが取り壊され、道路になっています。最初の城壁は隋時代に建造されました が、現存しているものは明代1370年の築造されたもので、その後明・清代に修復され、1979年から始まった修復工事でほぼ完全な姿となりました。煉瓦 で作られた城壁は、外周6,163メートル、高さ10~12メートル。上から見た形が亀に似ているので別名“亀の城”とも呼ばれています。世界遺産として 保存されている現在も、城の内部では4万人以上の人が生活している様はまさに、生きた史跡と言えるでしょう。

世界遺産 雲崗石窟

■中国の四大石窟の一つ、雲崗の石窟
雲崗の石窟は中国の四大石窟(敦煌の 莫高窟・大同の雲崗の石窟・洛陽の龍門石窟・天水麦積山石窟)の一つであり、高僧雲曜によって460年に開窟されました。洞窟の数は53、彫像は5万 1000にも及ぶ大規模な石窟です。初期に開窟された、雲曜5窟と呼ばれる第16~20窟の主像は全て釈迦像で、顔は北魏の皇帝5人を模して造られまし た。早期のものはインド、ギリシャなどの西洋芸術の影響を大きく受けており、中でも雲崗のシンボルともなっている第20窟の露天大仏は高い鼻、大きな目、 長い耳、丸い顔とインド仏に近い姿をしています。雲崗の中期芸術を代表すると言われる第1~15窟では、初期のインド風彫刻から中国風彫刻への変化が見ら れます。その中でも、第5、6窟は雲崗で最も美しい窟であると言われています。第5窟には雲崗最大である高さ17メートルの釈迦像があります。第6窟は雲 崗で最も保存状態がよく、また彫刻も色彩鮮やかで美しい窟です。五華洞と呼ばれる第9~13窟は色彩豊かな泥塑であるため、その名が付けられました。美し いだけでなく、内容も豊富で北魏の歴史、芸術、音楽、踊り、書道を研究する上で貴重な資料となっています。